月経に関するお悩み

月経不順とは、その名のとおり月経の周期が不順であることです。通常、月経の周期は25～35日といわれていますが、これよりも大幅に短い・長い場合が月経不順です。多少のずれにあまり神経質になることはありませんが、極端に周期がずれている場合はホルモンバランスの乱れや排卵の乱れも考えられます。症状が重いと早期閉経や無月経、不妊症に繋がることもあります。

月経が始まる1週間ほど前から、イラつきや頭痛、吐き気などのさまざまな症状が現れることを「PMS（月経前緊張症/月経前症候群）」といい、月経が始まると同時に治まっていきます。一方、月経が始まってから下腹部に感じる痛みや頭痛、吐き気などを「月経困難症」といいます。日常生活に支障が出るほどの重い症状の場合は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮や卵巣の炎症、子宮位置の異常などの疑いがあります。

月経は体調やストレス、心理的なものなどの影響を大きく受けますが、場合によっては身体の中で病気が進行しているサインかもしれません。深刻な場合は手術が必要になったり、子どもが産めなくなったりすることも。あなたの大切な身体を守るのはあなた自身です。少しでも気になることがあったら、なるべく早いうちに産婦人科に相談してください。